天才駒師巨匠金井静山（１９０４〜１９９１）の作品、公式棋戦使用駒「錦旗」です。

　十年ほど前になろうかと思います。連盟より公式戦に使用した盛上駒を数組販売したことがありました。本作は貴重なその内の一組です。
昭和３０年代より平成６年まで大山・升田をはじめ昭和の名棋士の多くがこの駒をはさんで対峙いたしました。
　使い込まれた駒の証の見事な飴色、天才たちの想いが滲みた不思議な気配と色気。名駒です。

　作者の「静山」は東京駒の最後の名工。マニアの皆様ならもちろんご承知かと思います。

　書体は公式戦使用駒らしいオーソドックスな「錦旗」。静山が最も得意とした書体です。
　木地は「根柾」「根杢」「虎杢」微妙な所です。タイトルは「根柾杢」と謳わせていただきました。

　公式棋戦の役目を終えた駒です。　プロの先生方により相当に使い込まれています。裏面はほぼ全て「彫埋」の状態、漆のトビも散見されま
す。

　余り歩は１枚です。
　サイズ（縦＊横＊厚さ）　王将30.6＊27.4＊7.6　　歩兵25.7＊20.9＊6.5

　公式戦対局使用駒であることを証する将棋連盟の箱書き・落款付、高級桐平箱が附属いたします。




　公式戦対局使用駒/金井静山作錦旗島黄楊根柾杢盛上将棋駒 平箱付





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