tohsin117

　やっと出品に至りました。「影水」、天才駒師宮松影水の作品です。
　
　宮松影水（本名幹太郎/１９２８～１９７２）の作品については「駒のささやき」（駒研出版会編　９６年発行）に次のように紹介されています。
　「昭和４７年４３歳という若さで亡くなって以来、今も駒マニアの垂涎の的とされているのが『夭逝した天才駒師』こと宮松影水の作品である。」

　書体は「清安」、細字の清安こと源兵衛清安に近いタイプです。影水は（このタイプの書体を）単に「清安」と銘を入れていました。
　木地は島黄楊赤柾、「（駒の道を）極めれば最後は赤柾」とか・・・。マニア好み、最高の木地です。全ての駒の表裏を私のＨＰにＵＰいたしました。
是非ご覧下さい。

　使用されていますので漆のヘリがございます。最も漆のヘリが減るとされる成銀・龍王で最下部が彫埋に近い状態です。
（目視してわかる）漆のトビはありません。過度に油を使用された形跡はありません。総じて経年・使用の割に状態は良いと思います。

　余り歩は１枚です。
　サイズ（縦＊横＊厚さ）　王将30.6＊28.1＊8.5　　歩兵26.2＊21.4＊7.5

　おそらく販売時に署名したと思われる宮松師の署名（昭和四十年十一月吉日宮松作之）入りの桐製の時代駒箱が附属いたします。
加えて撮影に使用いたしました当社オリジナル桐製平箱をお付けいたします。