江戸の情緒を今に残す東京深川で駒箱・駒台一筋、奥山正直師の作品、島桑杢筍拭漆仕上矢倉(四本脚)駒台・島桑筍
杢駒箱のセットです(筍杢とは幹の最下部の根のはる部分から木取するそうです、もちろん板目とは味が違います)。新品で
す。
駒台・駒箱とも何回も漆を重ねた丁寧な仕上げの作品です。本品は特に味が良いと思います。
駒台は脚が下部でやや広くなる(末広)デザイン、対局者から見たときに平行に見えます。奥山師らしい凝りに凝ったデサ
インです。天板は一枚の材を開いて製作いたしました。二枚の天板の木目が全く同一になるように工夫されています。天板
の裏面に落款がつきます。
駒箱は四隅落、もうご存知のとおり「うまい」の一言。
奥山師の(高級駒箱の)継ぎ方は雇核留(やといざねどめ)です。そとからトメが見えません。(雇核留とは江戸指物古来の
継ぎ方でチギリ留めのように外からは見えませんがチギリ留めよりも数段高度な技術を要する製法です。見にくいと思います
が写真をご参照ください。)
手を離して蓋が閉まるまで約3秒ほどでした。
奥山師の落款付特注桐製収納箱(共箱・蓋の裏面に奥山師の直筆署名・落款入りです)、駒袋(奥山師のオリジナルです
、駒箱にサイズを合わせて特注するそうです)、共布付です。
サイズ
駒台 約12.0cm*約12.0cm 高さ約31.1cm(概ね7.5寸〜8寸盤用と思いますが念のためお手持ちの盤の高さ
をご確認ください。)
駒箱 約10.5cm×約10.5cm 高さ約7.4cm 厚さ約5.0mm
新たに特注すれば25万円〜はかかると思います。
▲名匠奥山作島桑筍杢拭漆仕上矢倉駒台/将棋駒箱桐製共箱付新品
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