日本工芸会正会員、山形の吉田宏介師（１９３６〜）の黒柿孔雀杢隅丸印籠形拭漆仕上最高級駒箱、これはすごいです。

　印籠形・隅丸、丹念な拭き漆、加えてチギリはもちろん、黒柿で面取（胴淵）が施されていてもうさすが「ヨシダ」。加えて木地が
ご覧のとおり孔雀杢（黒白の織り成す模様が孔雀の羽に似ていることからこう呼ばれています）。更になんと本品は隅丸（隅丸
は非常に難度の高い製作技法です、加えて隅にアールをとる関係で通常の角箱の１．５倍から２倍の材料を要するといわれて
います）。

　「吉田」の・黒柿の・孔雀杢の・印籠形の・隅丸の・・・・おそらく師の駒箱のうち最高峰の作品だと思います。
　裏面に「宏介」の銘、桐の共箱には「宏介造」の署名・落款、吉田ファンならゼッタイに見逃せない逸品です。
　手を離して蓋が閉まるまで約１秒でした。

　納品後一度も使用しておりません。新品または新品同様とお考えいただいて結構です。

　サイズ　約１０．１ｃｍ×約１０．１ｃｍ　高さ約８．６ｃｍ

　署名入り桐製共箱・栞（普通は駒箱にはついていません）つきです。

吉田宏介作銘入黒柿孔雀杢隅丸印籠形拭漆仕上将棋駒箱　未使用品





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