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▲奥野一香縁係清龍島黄楊盛上将棋駒▲桐製平箱付


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奥野一香縁係清龍島黄楊盛上将棋駒 奥野一香縁係清龍島黄楊盛上将棋駒 奥野一香縁係清龍島黄楊盛上将棋駒 奥野一香縁係清龍島黄楊盛上将棋駒 奥野一香縁係清龍島黄楊盛上将棋駒
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 本品は超マニア向け、本品は面白い。
 少なくとも「奥野」工房もしくは縁の者の作品に間違いないものと思います。

 「清龍」は奥野のオリジナルの書体で当時奥野の他に製作する駒師はおりませんでした。また「奥野」の銘(作者銘・書体銘)はま
ず予め製作したハンコを捺しその上を漆でなぞるという方法をとっておりました(お馴染みの「奥野作」という作者銘もこうした技法で
標されました)。従いまして銘を見れば奥野のオリジナルか否かがほぼわかります。
 本品の「清龍」は奥野の駒銘を集めた資料(ハンコを集めたもの)によれば当に奥野のもの(中公新書「将棋駒の世界」をご参照く
ださい)。「奥野」もしくは奥野工房の作品、少なくとも当時「奥野」のハンコの使用を許された奥野縁りの者の作品であることは間違
いないものと思われます。
 タイトルに「奥野縁係り」と謳わせていただきましたのはそうした事情によります。
 ただ作者銘がありません(本作は銘が「清龍・花押」ですので駒師としての「清龍」の作品ではないか・・「清龍」は書体銘ではなく
駒師の銘ではないか・・というご意見もあろうかと存じます。しかし当時の「奥野」「豊島」には書体銘に花押のある作品が多数存在
すること、本作の駒字が「奥野」の「清龍」の字母紙で製作されていると思われることから「清龍」はまず書体銘に間違いないものと
思料いたします)。それに現代の感覚では盛上駒とはいうもののあまり高級な品には見えません。「奥野」は奥野商店で販売する
廉価版の駒には「奥野」銘を入れておりませんでした。本品もそうした品のひとつではなかったか・・・(東京の有名古駒鑑定の先生
に本作をご覧いただきましたところ「奥野(工房)」の「清龍」にほぼ間違いないとの概ね同様のご判定でした)。
 とまれ、「奥野一香」の活躍した古き時代、大正・昭和初期にしばし心を遊ばせてくれる楽しい「駒」・・・、ではあります。

 木地は島黄楊柾目、このタイプの多くは柾目板目交じりでしたので(このタイプでは)比較的高級品といえるかもしれません。全て
の駒の表裏を私のHPにUPしてございます。是非ご覧下さい。

 相当に使用されています。多くの駒に盛上部分の漆のトビ、「竜王」「成銀」はほぼ彫埋に近い状態です。

 余り歩は1枚です。
 サイズ(縦*横*厚さ) 王将29.8*26.3*8.2  歩兵24.2*18.5*6.6

 撮影に使用いたしました当社オリジナル・粋な内蓋付とのこ仕上桐製平箱が附属いたします。




 ▲奥野一香縁係清龍島黄楊盛上将棋駒▲桐製平箱付





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