国島権次郎。「駒師の坂田三吉」といわれた八代目駒権(本名赤松元一)の先代が「七代目駒権」、国島権次郎です。
本作は作者銘・作風から国島権次郎の作と思われます。
国島と赤松との関係について、国島が七代目か六代目か、「蜀紅」を始めとする駒権の書体の序列について等々には諸説あるようです
がその点につきましては私のHPのトウシンニュースレターで少し触れてみたいと思います。よろしければそちらもお読みくださいませ。
書体は「錦(にしき)」。国島権次郎、赤松元一(八代目駒権)と引き継がれた大阪彫の書体です。大阪彫らしい勇壮な書体です。
木地は当時の大阪の駒師が好んで用いた薩摩黄楊。私のHPに全ての駒の表裏をUP致しましたので是非ご覧下さいませ。
余り歩はありません。
サイズ(縦*横*厚さ) 王将30.5*26.8*9.0 歩兵26.2*21.3*7.5
ものすごく古そうな時代駒箱・駒袋、加えて撮影に使用いたしました当社オリジナル・粋な内蓋付とのこ仕上桐製平箱が附属いたします
。
さらに・・・、不思議な字母紙、国島権次郎の使用したかもしれない字母紙(マニアの方から本作をお譲り頂いた際に駒箱の底に入ってい
ました)をオマケにおつけいたします(書体不明、さっぱりわかりませんが「清定」に一部似ている気がいたしました、それにしても何故展開
図になっているのでしょうか、・・・不思議)。もしかするとこれが一番値打ちがあるかもしれません。
▲駒権作錦薩摩黄楊彫将棋駒▲時代駒箱・桐製平箱・オマケ付
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