非常に珍しい駒を出品させていただきました。
安清花押の雛彫駒です。本当に見るだけで楽しい、芸術性・資料的価値のすぐれた逸品です。
「安清」は江戸末期〜明治期の関西の駒師(正確には江戸期〜明治期に何代にもわたって駒作りを生業とした家系の号)、現在の書体
銘「安清」の元になったといわれています。
木地はおそらく薩摩でしょうか。やや細身で厚い・・(雛駒という点を除けば)典型的な安清の駒形です。
雛道具用の駒にしては作りがシッカリしすぎています。おそらく携帯用あるいは旅行用に製作された「実用品」ではなかったか、と思いま
す。「金」「銀」等に製作時に発生したと思われる僅かな漆のニジミがあります。
使われておりますのでスレ等はございますが経年の割りに状態良好です。
余り歩は1枚です。
サイズ(縦*横*厚さ) 王将27.0*21.9*8.7 歩兵22.6*15.9*6.3
写真の紫檀の時代駒箱(ハガレ等の経年によるイタミがありますが造りからして相当に良いもののようです)、加えて撮影に使用いたし
ました当社オリジナル桐製平箱が附属いたします。
▲希少雛駒 安清花押薩摩黄楊彫将棋駒▲時代駒箱 桐製平箱付
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