東京駒の流れを汲む最後の駒師、巨匠大竹竹風の作品です。

　大竹竹風師は新潟三条市の駒師。ですが戦前には東京で修行をした龍山・奥野に代表されるいわゆる東京駒の駒師です。
　二代目竹風、大竹日出男師は東京駒の伝統を今に伝える最後の駒師といえると思います。

　近年の師の「盛上」の銘は「大竹竹風」。本作は竹風銘ですのでおそらく平成１０年以前の作品だと思われます。

　書体は菱湖、江戸時代の書家・巻菱湖の銘です。「竹風」は「菱湖」の字母（書体）を数種（旧型・新型・最新型・影水型）使い
分けます。本品は新型、比較的巻菱湖の実際の筆跡に近いといわれているようです。
　木地は島黄楊、「赤柾」にもう一歩という意味で「赤系柾目」と謳わせていただきました。木地には特にこだわりを持つ師なら
ではの上品なよい木地だと思います。全ての駒の表裏を私のＨＰにＵＰしてございます。是非ご覧下さい（木地種表記は私見
です。写真でご確認をお願い致します）。

　若干使用されたようです。僅かなスレ等の使用感がございます。漆のヘリはありません。

　余り歩は２枚です。
　サイズ（縦＊横＊厚さ）　王将32.7＊27.8＊9.0　　歩兵27.3＊21.7＊7.6

　撮影に使用した当社オリジナル・粋な内蓋付桐製平箱が附属いたします。　


▲大竹竹風作菱湖島黄楊赤系柾目盛上将棋駒▲桐製平箱付