数ある駒師のなかでもひときわ華麗、巨匠會田一舟(本名昭二1947〜)の作品です。新品です。
天童高級駒の父、名匠香月の後継と目されながら道半ばにして不慮の事故に倒れ伝統工芸師を返上。刀を置いて雌伏、数年の後
制作を再開しました。再開後は天童の駒流通のシステムを一人離れ、「一作入魂」、直販方式の東京駒のスタイルに・・・、孤高の駒師
の最後の戦いに応援をお願い致します。
製作再開後の師の作品には「想い」というか、「情念」というか、ただならぬ凄さがあります。
漆は純日本産(春慶漆をブレンドして独特の深みを出すそうです)、丹念に磨きこまれた仕上(師独自の技法によるもので拭漆による
ものかと見紛うばかりです)、木地の良さ、洗練された字母どれをとっても師の長いキャリアに裏打ちされた第一級の作品です。
書体は「菱湖(りょうこ)」、幕末三筆と謳われた江戸時代の書家・巻菱湖の銘です。その華麗さから数ある書体のなかでも特に人気
の書体です。
本作は御蔵島黄楊、赤木地の虎斑、ご覧のとおりの味の良さ。20年ほど前の古木だそうです。盛上工程の前に瀬戸玉という道具で
磨いて木を締めるそうで硬く、金属的な澄んだ音がします。全ての駒の表裏を私のHPにUPしてございます。是非ご覧下さい(木地種
表記は私見です、写真でご確認をお願い致します)。
余り歩は2枚です。
サイズ(縦*横*厚さ) 王将32.1*28.4*9.2 歩兵27.2*22.4*7.5
會田一舟師の直筆署名・落款付桐製高級平箱(師のオリジナル、一般の桐箱に比してかなりの高級品です)が附属いたします。
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