不思議な駒です。作者・書体、いずれも良く判りません。スピード感溢れる彫は相当の手練れの仕事に間違いないと思いますが・・・
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作者は「金龍」もしくは「金恣」か。金龍は江戸末期から明治期にかけて活躍した駒師の号ですがやや時代感が合わない感じ。銘か
らは私見では「金恣」かと思いましたが全く聞いたことがありません。謎。
書体は「唯基」でしょうか。「峰」に酷似しています。そもそも「峰」書体自体が良く判りませんが戦前の朝鮮総督府の役人の銘と聞い
たことがあったか・・・。もしその方の号が「唯基」なら話は繋がりますがそうした事実はさすがに発見できませんでした。結局こちらも謎
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木地は御蔵島柾目板目交じり。
制作後期間は経過していると思いますがあまり使われていないと思います。経年の割には状態は良好です。
余り歩は1枚です。
サイズ(縦*横*厚さ) 王将31.8*25.9*7.8 歩兵25.7*20.9*6.1
写真の桐製平箱が附属いたします。
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