高級将棋駒「冨士駒」の草分け、大澤富月師の作品です。
大澤富月。最近は「冨士駒」を富士宮(師の工房が所在します)の地場産業と確立すべく後進の指導等に精力的に活動をしておられ
ます。いつか「冨士駒」も「天童駒」と肩を並べる日が来るかもしれません。
本作は彫り駒。「紫電」、肥塚一登實師(駒富)の創作書体と伺いました。駒権を彷彿させる力強い太字の書体と深い彫。富月師の作
品の多くは盛上の高級駒ですが「彫」の技術もやはり一流です。恐れ入りました。
木地は薩摩黄楊根杢。非常に味の良い木地ですが薩摩黄楊は(島黄楊に比して一般に)硬く、深彫には大変な技術と集中力が必
要です。八代目駒権が命を削って挑んだといわれる「蜀紅」も薩摩黄楊でした。全ての駒の表裏を私のHPにUPいたしましたので是非
ご覧ください(木地種表記は私見です、写真でご確認をお願い致します)。
未使用か未使用に近いと思います。ほぼ新品同様といえると思います。
余り歩は2枚です。
サイズ(縦*横*厚さ) 王将31.6*27.3*8.8 歩兵26.8*21.8*7.4
写真の内蓋付桐製平箱が附属いたします。
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