▲酔棋作無剣紫檀色漆書(盛上)拭漆仕上将棋駒▲未使用品/落款付平箱付
増山酔棋作紫檀色漆書き、作品番号245・・・。師の作品には華があります、雅で美しく不思議な艶、色気があります。
師は東京の超売れっ子駒師、そのほとんど全てが注文制作のためほとんど一般の市場では見ることが出来ません。
また師は将棋駒の研究でも第一人者、駒関係の著作を多く著しておられます(特に中央公論発行「将棋駒の世界」は名著、マニ
アの方はご一読を・・・)。
本作は貴重な作品です。
駒木地。本作、書体は「無剣」。無剣は大きな駒形で一層映える書体といわれています。本作はその辺を考慮して大き目の駒形。
ましてや紫檀ですから本作用(無剣用)に特別に成形された木地に間違いないと思います。仕上は拭漆。しっとりと落ち着いて生地
の紫檀とは全く違った趣です。また、一見すると(木地を除けば)普通の盛上駒ですが・・・、実は木地に字母を特殊な方法で転写し
てこれを盛上げるといった非常に斬新な技法により製作されています(外見上は盛上駒ですが木地に直接漆が乗っている点では
書き駒です、タイトルは「書(盛上)駒」とさせていただきました)。
以上、従来の盛上駒とは一線を画する師ならではの作品です。
師の作品には製作順に製作番号が入ります。本品は内245番、おそらく数年前の製作と思われます。
未使用品です。もちろん新品同様です。
余り歩は2枚です。
サイズ(縦*横*厚さ) 王将33.1*30.1*9.1 歩兵27.8*23.4*7.1
酔棋師の落款付桐製平箱が付属いたします。
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