現代美術駒台駒箱製作の第一人者、奥山正直師の島桑筍杢(筍杢とは幹の最下部の根の張る部分の木取りで筍上の杢が出ます
)拭漆仕上矢倉(四本脚)駒台・同じく島桑筍杢拭漆仕上駒箱のセットです。何回も漆を重ねた丁寧な仕上げの作品です。
駒台・駒箱とも未使用品です。もちろん新品同様です。
駒台は脚が下部でやや広くなるデザイン(末広)、対局者から見たとき(斜め上から見たとき)に平行に見えます。銀杏面取り、粋な
デサインです。天板の裏面に落款がつきます。
少しマニアックなハナシですが本作はそれぞれを互いに(模様が)向き合う形で設置しますと斜めから見たとき(対局者から見たとき
)に色調が同一になるように工夫されています(それぞれ木裏・木表で木取るそうです)。お判りいただきにくいと思いますがとにかくす
ごい作品だということ、・・・です。
駒箱はもうご存知の通りうまいの一言。奥山師の継ぎ方は雇核留(やといざねどめ)雇核留とはチギリ留めのように外からは見えま
せんがチギリ留めよりも数段高度な技術を要する製法です(見本の部材を拝借してまいりました。写真をご参照ください。見本部材は
付属いたしません。HPの写真21)。
手を離して蓋が閉まるまで約3秒ほどでした。
奥山師の署名落款付桐製収納箱(共箱・蓋の裏面に奥山師の直筆署名・落款入りです)・栞付です。
サイズ
駒台 約12cm*約12cm 高さ約27.3cm(概ね6.5寸盤用と思いますが念のためお手持ちの盤の総高をご確認下さい。)
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