非常に珍しい四方木口の碁盤です。貴重な品です。
「四方木口」につきましては吉田寅義著「碁盤将棋盤/棋具を創る」に次のように紹介されております。
「江戸時代には四方木口という木取りもあった。木目の通りが斜めに盤面に出ている。この木取りでは四方の盤側に切り口(木口)
が出るので、四方みな口であることから、魔除けの盤として珍重されたものらしい。」
尚、私のHPのトウシン名品館に四方木口の名品を展示させていただいております。是非ご覧くださいませ。
脚はクリ脚・ビラは一重・オオイレ方式。
木口に無数の僅かなヒビ跡、内2本は天面に至ります。その他時代物(優に100年以上は前の制作と思われます)ですので相応
のアタリ等はございますが総じて経年の割に状態は良好です。
サイズ
約42.7cm*約45.2cm 厚さ約13.6cm(4.5寸) 総高約26.3cm
オマケに写真のおそらく堆朱と思われる碁笥と蛤碁石、榧碁笥と蛤碁石をお付けいたします。おそらく前者はもともとこの碁盤とセッ
トされていたものと思います。碁笥はワレがひどく、また石もカケのないものはほとんどなく、いずれも実用品としては寿命を終えてい
る感じ。後者は碁笥はまだつかえると思いますが石は前者とほぼ同様の状態です。あくまでオマケとお考え下さい。
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