数ある駒師のなかでもひときわ華麗、巨匠會田一舟（本名昭二１９４７〜）の作品です。

　一舟。天童高級駒の父、名匠香月の後継と目されながら道半ばにして不慮の事故。伝統工芸師を返上、刀を置いて天童を去ります。その後製作工程を一人で全て完結する現在の東京駒のスタイルの駒師として復活しますが本作はそうした師の天童伝統工芸士時代（平成９〜１５年）の作品です。

　書体は「巻菱湖（まきのりょうこ）」。菱湖は江戸時代末期の書家。その華麗さから幕末三筆と謳われました。数ある書体のなかでも特に人気の書体です。
　木地がまた・・・。「虎杢」と謳わせていただいて問題ないと思います。御蔵島産黄楊「虎杢」。師の作品は木地の良いことには定評がありますが本品は中でも出色、師の作品にふさわしいすばらしい木地です。私のHPに全ての駒の表裏をUP致しましたので是非ご覧下さい（木地種表記は私見です、写真でご確認くださいませ）。

　未使用品です。もちろん新品同様です。

　余り歩は２枚です。
　サイズ（縦＊横＊厚さ）　王将32.4＊28.2＊9.3　　歩兵27.7＊22.2＊7.8

　會田一舟師の直筆署名・落款付、仕切り・ガラス内蓋桐製高級平箱が附属いたします。






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