近代将棋駒の祖、豊島龍山の作品です。

　近代将棋駒の祖、豊島龍山については熊沢良尊著「名駒大鑑」（名駒大鑑刊行会’８１年発行）に次のように紹介されています。　
　「将棋の歴史に関心のある人や、将棋駒に関心を持っているマニアなら、豊島龍山という名前を知っているはずである。もし、未知
の名前であれば、豊島龍山こそ近代駒作りの先覚者だと記憶してほしい。大正・昭和と逸品を数多く製作し、その作品のいく組みか
は戦火をくぐり抜け現在に残されており、好事家垂涎の的である。」
　
　書体は安清、もともとは江戸時代の大阪の駒師の銘とされています。現在人気の源兵衛清安はこの安清から派生したものと思わ
れます。
　木地は御蔵島黄楊根杢、赤味の強い非常に味の良い木地です。

　彫駒ですので正確なところはわかりませんがあまり使われていないと思います。状態は良好です。全ての駒の表裏を私のＨＰにＵ
Ｐしてございます。是非ご覧下さい。

　余り歩はありません。
　サイズ（縦＊横＊厚さ）　王将31.5＊27.7＊7.9　　歩兵25.1＊19.6＊6.2　

　写真の桑の時代駒箱・駒袋、加えて撮影に使用いたしました桐製平箱が付属いたします。






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