▲大竹竹風作菱湖島黄楊赤系柾目盛上将棋駒▲欅駒箱桐平箱付

　東京駒の流れを汲む最後の駒師、巨匠大竹竹風の作品です。

　初代竹風師（大竹治五郎）は戦前に東京で修行をした駒師で、龍山・奥野と並ぶいわゆる東京駒の駒師です。二代目竹風、大竹日出男師は（工房は新潟に移しましたが）東京駒の伝統を今に伝える最後の駒師といえると思います。

　近年の師の「盛上」の銘は「大竹竹風」。本作は竹風銘ですのでおそらく平成１０年以前の作品だと思われます。

　書体は「菱湖（りょうこ）」、幕末三筆と謳われた江戸時代の書家・巻菱湖の銘です。その華麗さから数ある書体の中でも特に人気の書体です。
　木地は御蔵島黄楊。赤柾か赤系柾目に止めるべきか、表記に迷いましたがタイトルは「赤系柾目」に止めました。木地には特にこだわりを持つ師ならではの上品なよい木地だと思います。全ての駒の表裏を私のＨＰにＵＰしてございます。是非ご覧下さい（木地種表記は私見です。写真でご確認をお願い致します）。

　ほとんど使用されていないと思います。漆のヘリはありません。状態は非常に良いといえると思います。

　余り歩は２枚です。
　サイズ（縦＊横＊厚さ）　王将32.7＊28.0＊9.2　　歩兵27.2＊21.9＊7.8

　写真の欅の駒箱・竹風オリジナル駒袋、さらに加えて撮影に私用いたしました当社オリジナル、内蓋付桐製平箱が附属いたします。　






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