▲貴重/四方木口柾目おそらくタイヒ四寸六分碁盤▲盤覆付
非常に珍しい四方木口柾目碁盤です。貴重な品です。
「四方木口」につきましては吉田寅義著「碁盤将棋盤/棋具を創る」に次のように紹介されております。
「江戸時代には四方木口という木取りもあった。木目の通りが斜めに盤面に出ている。この木取りでは四方の盤側に切り口(木口)が出るので、四方みな口であることから、魔除けの盤として珍重されたものらしい。」
尚、私のHPのトウシン名品館に四方木口の碁盤を展示させていただいております。是非ご覧くださいませ。
材はタイヒもしくはベニヒと思われますが、見た目は本榧ソックリ。写真では本榧に見えると思います。四方木口の場合、(木口の)二方にはまず、板目が出るものですが本作は四方全て柾目。タイヒとはいえ相当の巨木から木取りした作品と思われます。
木目が詰んで、且つ真っ直ぐ。ぴたりと45度に並びます。仮に本榧なら途方もない価格になると思います。
「四方木口」はそのほとんどが江戸期に制作されましたが本作は例外で、材質・脚の形状からおそらく昭和以降の制作ではないかと思います。
四隅がなぜか隅きりされています。幸いサイズが大きいので作り直しても面白いと思いました。打ち跡等の使用感がございます。
脚はクリ脚・ビラは一重・オオイレはありません。
サイズ
約45.0cm*約47.3cm 厚さ約13.8cm(4.55寸) 総高約24.6cm
写真の盤覆・盤カバーが付属いたします。経年による変色等がございます。
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