塚田正夫名誉十段他著名入日向産本榧天地柾目六寸将棋盤

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昭和初期塚田正夫名誉十段他18名(内15名は連盟プロ棋士)が正岡子規の親友で小説家大谷是空(本名藤治郎・慶応3年〜昭和10年)に寄贈した盤です。

 寄贈者として名を連ねる18名の内13名が昭和時代にご活躍したプロの先生(昭和8〜10年にプロの3〜4段になられたという点で共通しています、4人不明)です。
 塚田名誉十段・坂口九段・加藤名誉九段・松下九段・小堀九段その他そうそうたる昭和の強豪の名が並びます(裏面の文字は彫駒のように彫られています、当時の駒師に依頼したものでしょうか)。

 若き日の彼等と当時文壇の大御所であった大谷先生の間にどのような経緯があったか・・・盤は語りません。
 とまれ戦前の昭和の昔に心を遊ばせてくれる品、その意味では十分に名盤ではないでしょうか。
 
 13名の強豪、若き日にこの盤に名を連ねたその全棋士が既に旅立たれておられます・・・。

 本品が「近代将棋」誌2007年11月号に紹介されました。

 K氏蔵

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